ストレッチジーンズについて
2024年08月15日
伸びるジーンズ、ストレッチジーンズを初めて購入しました
冷感×伸縮×4D(立体構造)なのに税込2900円なんてありえませんよね?凄すぎるコスパ!驚くべきはそれだけではありません、縫製が素晴らしい、これで利益が出ることが本当に信じられません。(工場を拝見させて頂きたい、無理なら写真だけでもよいから現場を公開して頂きたいと思います)
履いてみた着心地も大変よくストレッチジーンズが普及している理由がよくわかりました
ところが2つのデメリットを感じました
1つ目は綿100% のジーンズは履きこんでいるうちにエイジング感が生まれ自分に馴染んできます。だから長年履きこんでいるジーンズには逆に味が出て良い感じになります
ファッションアイテムで唯一、穴が開いたり、破れたりしてもジーンズリペアしてさらに魅力的になるアイテムだと思います
ところがストレッチジーンズは履いているうちにヨレヨレになって形が崩れてきてしまいます。
これは混入されているストレッチ繊維(スパンディックス、ゴム繊維)が、経年劣化で伸びてきて形が崩れてきてしまうからです、ですから、エイジングで良くなることはありえません、寿命もポリウレタン混入度合いにより短くなります、10% 以上入っていたらおそらく樹脂の製造から5年も経たずに履くことが困難な状態になってしまうと思います。なぜならその2に続きます
2つ目は?
私はケアラベルを見ずに通常のジーンズのように洗濯機に入れてガラガラ洗ってしまいました。すると一気に色があせ生地はよれっとしてしまいました、しまったと思い、すぐにケアラベルを確認すると、なんとウェットクリーニング(しかもダブルアンダーバー)が記載されていました。これはプロに水洗いで優しく洗ってもらいましょう。という記号です、家庭で洗える記号も記載されていましたがこれは「できればプロに依頼しましょう。でも家庭でも自己責任で凄く気をつけて洗えますよ」
という意味になります、おそらくこのケアラベルを見ずに家庭で洗濯機で洗ってしまい、(さらにタンブリング、温風乾燥は最悪)このジーンズの寿命を短くし、クオリティを一気に下げてしまっている人がたくさんいるだろうと思いました。メンテナンスにおいてデリケートなジーンズだと言えるでしょう
追加でもう一つ!3つ目
通常のジーンズのようにジーンズリペアができない!このストレッチジーンズの破れは一部だけにとどまらず、全体的な劣化による損傷が原因となることが多く、そこだけジーンズリペアしても短い寿命により周りがすぐにダメになってきてしまうことが多いです、お金をかけて修理して頂いても、すぐにまたあちこち劣化してきてしまうので、あまりお勧めできません
以上、3点がストレッチジーンズのデメリットになります
どんなものにもメリット、デメリットはあると思いますが、メリットだけで購入し、デメリットに後で気づき、公開するのはとても残念です
多くのメーカーからストレッチジーンズは出ていてたくさん一般に普及しています
ジーンズの魅力はエイジング!そして耐久性、寿命、メンテナンス性の良さだということを知らない人たちが増えているのかもしれません
もう一度ジーンズの魅力に気づいていただきたいと思います
そしてストレッチジーンズのメリット、デメリットを知ってご購入!ご愛着!されたら良いと思います。
ストレッチジーンズにはウェットクリーニングマークがついていることがほとんどです
これはクリーニング事故ですが、ウェットクリーニングではなく、普通に水洗いしてもらったら変なシワがあちこちできてしまったという事例です。これがストレッチ繊維の寿命劣化によるシワだということを知ってください
※これを直すことは不可能です。ストレッチ素材にジーンズリペアは困難です